2010年12月4日土曜日
自分の中に無かった新しいカテゴリー。
こんばんは。
昨日はNana-LaのMayoさんの撮影に行ってきました。
本当は今年の春くらいに撮ろうって言うてた企画やったんですけど、
色々スケジュールが合わず、ようやく昨日撮影することができました。
Mayoさんは普段仕事柄、人前でお話しすることが多く、
悩んでる女性の心のカウンセリングなど、人の目に触れることが多い方です。
だから、周りからみれば、非常に煌びやかで、輝いてるように見えるんですよね。
でも僕は、彼女の心が非常にデリケートで、もろい部分をファインダーを通して、
撮ってきました。
いつも笑顔で元気なMayoさんですが、
僕は彼女の残酷なほどの陰のオーラをどうしても撮りたかったんです。
写真の内容はここでは明かせませんが、
彼女から湧き出る、悲しみや、苦しみ。
それをファインダーを通して感じたとき、
い一瞬迷子になりました。
この彼女から湧き出るものをどう表現したらよいのか?
今まで数え切れない程シャッターを切ってきました。
ポートレート、動物、風景、草花。
そのどれにも当てはまらない、
新しいカテゴリー。
でもその悩みはあっという間に、
喜びに変わりました。
自分に無い感覚と出会った時、
これほどにもわくわくし、夢中になれると言う喜び。
正直Mayoさんはきれいです。
でも、きれいで終わりたくなかった。
彼女の本質を時には残酷なまでにリアルに表現したかった。
所詮フォトグラファーと言っても、まだまだ青二才な僕。
彼女が僕のファインダーに性根いれてぶつかってくれたこの日、
僕はお金では買えないとても大切な経験ができました。
人を撮るときにいつも思うことですが、
いくら、高価な道具、技術、知識があっても、
いい写真は撮れない。
やはり、撮られる側の勇気や協力なしでは、
いい作品はできない。
その思いを理解してくれてるMayoさんに感謝です。
ありがとうございました。
写真は本当にすばらしいものです。
皆さんも、一度知らない自分と写真で出会ってみませんか?
きっと自分の笑顔が素敵なことに気がつくはずです。
お粗末でした。
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